策士な課長と秘めてる彼女 ~出産編・育児編~
「でも、今後も安心ねえ、なんてったって強力な味方・・・」

「こら、夏子。余計なことは言うなと言われているだろう?」

「あ、そうだったわね」

゛強力な味方?゛

夏子の言葉と慌てて諌める大和に、首をかしげる日葵と訝しげに眉をひそめる陽生だったが、

「これからも陽生くんが居てくれて安心って意味よ、あら?フレンチトースト出来上がったみたいね。リビングに行きましょう」

なんだか夏子が何かをごまかしたように感じるのは気のせいか・・・?

しかし、日葵は昔嗅ぎ慣れた甘い香りの誘惑に抗えず、そんな疑念もすっかり失念させてリビングでのひとときを満喫するのであった。
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