虹の彼方へ~アナウンサー桐島 海斗~
焦れったい
翌日俺はのんびり起きてリビングに行くと、蓮はもう何時間も前に起きていたらしい…

シャワーを浴びさせてもらい上がると、バスタオルと服を用意してくれている。

きっと俺が彼女と長続きしないのは、蓮以上の女性がいないからだと人のせいにしてみる。

完璧な蓮と比べる方が、女性に対して失礼なのだが…

朝食の用意まで完璧だ。

しかも早起きした蓮は、ジムでトレーニングまでしたらしい…

時間の使い方まで完璧だ。

つい最近も、会話の中で彼女を作らない理由を聞いたら、結婚を見据える事が出来る人を見つけるまで付き合わないと返事があったばかりだ。

前にも同じ様な話を聞いたので、女性に対する思いは、入社当時から変わってないようだ。


そんな蓮が一目惚れ。


ワクワクする俺だった。







< 24 / 49 >

この作品をシェア

pagetop