虹の彼方へ~アナウンサー桐島 海斗~
その夜、蓮を俺たちがたまに行くホテルのバーに呼び出した。
高級ホテルなだけあって、他のお客さんは俺達に気づいても声を掛けてくるまでには至らない。
こう言う場所は貴重だ。
俺は先に飲んで待っていた。
そこに颯爽とやってくる蓮。
平日に呼び出した事を不思議に思っているらしい。
俺はもったいぶる様に、そよかぜ弁当のオヤジと顔を合わせた事を話してみた。
急に蓮の顔が真剣になり食いつく。
早く話せと目が訴えている。
娘さんと奈々ちゃんの話をすると、奈々ちゃんの方だと即答。
年齢と勤務時間まで教えると、浮かれた様子の蓮に礼を言われた。
明日も仕事があるので、
「いい報告を待ってるぞ」と声を掛けこの日は解散した。
が週末蓮からの連絡はなく、ヤキモキする俺だった…
高級ホテルなだけあって、他のお客さんは俺達に気づいても声を掛けてくるまでには至らない。
こう言う場所は貴重だ。
俺は先に飲んで待っていた。
そこに颯爽とやってくる蓮。
平日に呼び出した事を不思議に思っているらしい。
俺はもったいぶる様に、そよかぜ弁当のオヤジと顔を合わせた事を話してみた。
急に蓮の顔が真剣になり食いつく。
早く話せと目が訴えている。
娘さんと奈々ちゃんの話をすると、奈々ちゃんの方だと即答。
年齢と勤務時間まで教えると、浮かれた様子の蓮に礼を言われた。
明日も仕事があるので、
「いい報告を待ってるぞ」と声を掛けこの日は解散した。
が週末蓮からの連絡はなく、ヤキモキする俺だった…