虹の彼方へ~アナウンサー桐島 海斗~
魅力的な奴
金曜の研修が終わった18時。
俺と蓮はサッと局を後にする。
声を掛けられそうな雰囲気を振り切ったのだ。
局からお互いの家が、同じ方向の電車に乗ることがわかったので、局からは離れる事にした。
そして俺の家より手前の駅の、蓮の最寄り駅に降りた。
駅前の居酒屋に入る。
普通の居酒屋に蓮がいると違和感があるが、本人全く気にしていない。
週末で店は人が多く、たまたま2人用の席が空いていたから座れたが、店に入った瞬間から女性客の視線を感じる。
蓮は視線が気にならないのか?
俺も視線を向けられることが多い為、慣れてはいるが多少は気になる。
「蓮は視力悪い?」
と訳の分からない質問をしてしまった。
「…イヤ??寧ろ視力は良い方だ。プッ」
と笑われた。
少し吹き出した程度だが、今まで完璧ポーカーフェイスだった蓮が笑ったのだ!
なぜが俺は興奮するのだった。
俺と蓮はサッと局を後にする。
声を掛けられそうな雰囲気を振り切ったのだ。
局からお互いの家が、同じ方向の電車に乗ることがわかったので、局からは離れる事にした。
そして俺の家より手前の駅の、蓮の最寄り駅に降りた。
駅前の居酒屋に入る。
普通の居酒屋に蓮がいると違和感があるが、本人全く気にしていない。
週末で店は人が多く、たまたま2人用の席が空いていたから座れたが、店に入った瞬間から女性客の視線を感じる。
蓮は視線が気にならないのか?
俺も視線を向けられることが多い為、慣れてはいるが多少は気になる。
「蓮は視力悪い?」
と訳の分からない質問をしてしまった。
「…イヤ??寧ろ視力は良い方だ。プッ」
と笑われた。
少し吹き出した程度だが、今まで完璧ポーカーフェイスだった蓮が笑ったのだ!
なぜが俺は興奮するのだった。