海の向こうで




正直言って、ココアは結構ビッチョリかかってる。




だから換えの服があった方が嬉しい。




「うみちゃん、ばんざいして!」



と日向ちゃんに言われた。



あれ、これさっきも飛鳥に言われたような…と思いつつ、私は両手をあげる。



すると、すぽっと服を脱がされた。



「〜っ⁉︎」



私は声にならない声を上げる。



「これですぐにおにいちゃんの服着れるよ!」



「海華、洋服持ってきたよ、って…」



ちょうどタイミング悪く飛鳥がやってきた。



途端に彼は顔を真っ赤にさせる。



いや私も真っ赤になってるんだろうけど。



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