海の向こうで



20××年、12月×日。



この日は私達が付き合った記念日となった。



私は、この幸せがいつまでも続いていくと思ってた。



もしかしたら、将来飛鳥と結婚するかもしれない。



私ももうそろそろ誕生日だし、誕生日を迎えればもう結婚できる歳になる。



そんな風に、甘く考えていた。



でも、私たちの幸せは音もなく崩れ落ちていくことを、私は知らなかった。















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