海の向こうで



そんな私達は、私が高校から大学に入っても、ずっと付き合ったまま日々はすぎていった。



私は東京の大学に行きたかったので、大学生からは遠恋になってしまったけど。



寂しいけど、でも大学だって楽しいし私的には満足だ。



たまに飛鳥とLINEや電話をしたりするときもある。



ちょうど今は彼とLINEしてる。



『もう寝てる?』



『ううん、寝てないよ。今テレビ見てるとこ」



『俺も』



『何見てる?』



『イッテO!』



『あー俺違うやつ見てたわ。それに変えるわ』



『え、別に変えなくていいよ』



『変えたら海華と一緒に見れてるみたいでいいじゃん』



やばい。きゅんってしちゃうじゃん。



『今きゅんってしただろ』



『してないもん!』



『いくらLINEでもばればれなんだよ』



『ふん、知らないもん!』



『好きだよ』



え、このタイミングは反則でしょ。



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