ある日、学校に監禁されました。 特別編
この町と同じで穏やかな情景が続いているようにしか見えない。


なのにどうして封鎖されているんだろう?


わからないから、ますます不安が募っていく。


あたしは警察官に軽く礼を言い、自転車に乗って移動し始めた。


広場へ入って一度太一からのメッセージを確認する。


苛立ちを感じさせる文面の後はなにも送られてきていない。


《美聡:今からそっちに行く》


あたしはそれだけ送ると、広場を後にしたのだった。
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