値札人間
デート
初めてのデートは駅前の散策だった。
以前と同じコンビニで待ち合わせをして、2人で肩を並べて歩く。
幼馴染だからゴウの私服も見なれたものだったけれど、カップルになって初めて見る私服はまた違ったもののように見えた。
とにかく、ゴウのすべてがキラキラと輝いているのだ。
「なんだか照れるね」
並んで歩くだけで緊張して、手に汗がにじんでくる。
それはゴウも同じようで、ひっきりなしにズボンで手の平を拭いている。
「本当だな。アンリとこうして歩くことがあるなんて思ってなかったし」
ゴウは会話をしながらもこちらを向こうとしない。
しかし、ゴウの耳はほんのり赤くなっていて、照れているのがわかって嬉しくなった。
「今日はどこへ行くの?」
「駅をブラブラしようと思ってる。アンリ、どこか行きたい場所ある?」
この会話のひとつひとつがカップルになったのだという実感をもたらしてくれる。
以前と同じコンビニで待ち合わせをして、2人で肩を並べて歩く。
幼馴染だからゴウの私服も見なれたものだったけれど、カップルになって初めて見る私服はまた違ったもののように見えた。
とにかく、ゴウのすべてがキラキラと輝いているのだ。
「なんだか照れるね」
並んで歩くだけで緊張して、手に汗がにじんでくる。
それはゴウも同じようで、ひっきりなしにズボンで手の平を拭いている。
「本当だな。アンリとこうして歩くことがあるなんて思ってなかったし」
ゴウは会話をしながらもこちらを向こうとしない。
しかし、ゴウの耳はほんのり赤くなっていて、照れているのがわかって嬉しくなった。
「今日はどこへ行くの?」
「駅をブラブラしようと思ってる。アンリ、どこか行きたい場所ある?」
この会話のひとつひとつがカップルになったのだという実感をもたらしてくれる。