値札人間
あたしはペンケースの中からネコサンの描かれたシャーペンを取り出した。
それを見たヤヨイは笑い声をあげて「アンリもネコサングッズ持ってるんだ」と言った。
「うん。可愛くてつい買ったの」
これを持っていたのは偶然だけど、ラッキーだ。
そう返事をしながらスマホを開き、ネコサンのメッセージスタンプを購入する。
このスタンプをイブキへ送れば、きっと喜ぶだろう。
これをきっかけに会話が弾むかもしれない。
ウキウキとした気分になっていた時だった。
「ちょっと邪魔!!」
そんな声が聞こえてきて振り向いた。
見るとイツミたちがアマネを突き飛ばしてこかせているところだった。
イブキが転校してきてからイツミたちは大人しかったけれど、イブキにキャアキャア言うだけの日々に飽きてきたのかもしれない。
それを見たヤヨイは笑い声をあげて「アンリもネコサングッズ持ってるんだ」と言った。
「うん。可愛くてつい買ったの」
これを持っていたのは偶然だけど、ラッキーだ。
そう返事をしながらスマホを開き、ネコサンのメッセージスタンプを購入する。
このスタンプをイブキへ送れば、きっと喜ぶだろう。
これをきっかけに会話が弾むかもしれない。
ウキウキとした気分になっていた時だった。
「ちょっと邪魔!!」
そんな声が聞こえてきて振り向いた。
見るとイツミたちがアマネを突き飛ばしてこかせているところだった。
イブキが転校してきてからイツミたちは大人しかったけれど、イブキにキャアキャア言うだけの日々に飽きてきたのかもしれない。