値札人間
☆☆☆
ゴウが1人で教室から出ていくと、すぐにイブキが近付いてきた。
「ネコサン、好きなんだ?」
「う、うん……」
教室に残っている女子生徒たちからの視線が気になる。
でもそれはいい気分でもあった。
イブキと会話しているだけでこれだけ注目されるなんて!
「イブキも、ネコサン好きなの?」
「大好きだよ! アニメも見てるんだ。力なく『なぁお』って鳴くのが可愛くてさ、ついグッズまで集めちゃって、男子たちからはからかわれるだけど、それでも好きでね」
イブキは同士を見つけて嬉しそうに話す。
その表情がとても可愛くて、あたしはキュンキュンしっぱなしだ。
あたしは相槌をうちつつ、自分のスマホを取り出した。
「あたし、ネコサンのスタンプも持ってるよ」
「嘘! ちょっと送ってみてよ!」
イブキの好反応を確認しつつ、目がハートマークになっているネコサンスタンプを送る。
ゴウが1人で教室から出ていくと、すぐにイブキが近付いてきた。
「ネコサン、好きなんだ?」
「う、うん……」
教室に残っている女子生徒たちからの視線が気になる。
でもそれはいい気分でもあった。
イブキと会話しているだけでこれだけ注目されるなんて!
「イブキも、ネコサン好きなの?」
「大好きだよ! アニメも見てるんだ。力なく『なぁお』って鳴くのが可愛くてさ、ついグッズまで集めちゃって、男子たちからはからかわれるだけど、それでも好きでね」
イブキは同士を見つけて嬉しそうに話す。
その表情がとても可愛くて、あたしはキュンキュンしっぱなしだ。
あたしは相槌をうちつつ、自分のスマホを取り出した。
「あたし、ネコサンのスタンプも持ってるよ」
「嘘! ちょっと送ってみてよ!」
イブキの好反応を確認しつつ、目がハートマークになっているネコサンスタンプを送る。