値札人間
それは突然言葉ですぐには反応できなかった。
『ねぇ、俺と付き合ってよ』
その言葉がイブキの口から出てきたことが信じられなかった。
「あたしが……イブキの彼女になるの?」
質問する声が震えた。
全身が緊張で硬直しているのがわかった。
「ダメかな?」
イブキが小首をかしげて聞いてくる。
「ダメじゃない……ダメなわけがない!」
あたしは叫ぶように返事をしていた。
やった……!
これでそろったんだ。
完璧な友人と、完璧な彼氏。
これであたしの価値は、クラス1だ!!
『ねぇ、俺と付き合ってよ』
その言葉がイブキの口から出てきたことが信じられなかった。
「あたしが……イブキの彼女になるの?」
質問する声が震えた。
全身が緊張で硬直しているのがわかった。
「ダメかな?」
イブキが小首をかしげて聞いてくる。
「ダメじゃない……ダメなわけがない!」
あたしは叫ぶように返事をしていた。
やった……!
これでそろったんだ。
完璧な友人と、完璧な彼氏。
これであたしの価値は、クラス1だ!!