値札人間
「でも、ゴウ君が相手なら大丈夫じゃない?」
ヤヨイの言葉にあたしは首をかしげた。
「大丈夫ってどういう意味?」
「付き合えそうって意味だよ」
その言葉は素直に嬉しかった。
けれどそれと同時に呼び出された日のことを思い出してため息が出てしまう。
「うまく言ってないの?」
友人の1人が身を乗り出して聞いてくる。
「実はこの前、ゴウに呼び出されたんだけどね……」
あたしは渡り廊下での出来事を3人に話して聞かせた。
3人は時々目を見開き、きゃーっと黄色い声を上げ、だけど最後にはあたしと同じように落胆した表情になってしまった。
「放課後の呼び出しなんて告白だと思うじゃん?」
あたしの言葉にヤヨイは何度も大きく頷いている。
ヤヨイの言葉にあたしは首をかしげた。
「大丈夫ってどういう意味?」
「付き合えそうって意味だよ」
その言葉は素直に嬉しかった。
けれどそれと同時に呼び出された日のことを思い出してため息が出てしまう。
「うまく言ってないの?」
友人の1人が身を乗り出して聞いてくる。
「実はこの前、ゴウに呼び出されたんだけどね……」
あたしは渡り廊下での出来事を3人に話して聞かせた。
3人は時々目を見開き、きゃーっと黄色い声を上げ、だけど最後にはあたしと同じように落胆した表情になってしまった。
「放課後の呼び出しなんて告白だと思うじゃん?」
あたしの言葉にヤヨイは何度も大きく頷いている。