眠たい男の子は頑張り屋さん
「もっちろん!なら今持ってこようか?」

「だーめ、ご飯の準備できたから。さぁ、冷めないうちに食べちゃお?」

「やったー!今日はシチューかぁ!」

 わたしと話しているうちに準備が終わるなんて凄いな。

 テーブルの椅子にすわって、2人でいただきます、と手を合わせる。

 すくいあげたご飯はとても美味しそうで、一気に頬張った。

「ん〜っ!?はふっ、はふい!」

「い、いきなりそんなに食べるから!はい、お水!」

「ふー、熱かったぁ……」

 口の中がじんじん痺れてる……。

 わたしはもう一度気を取り直して今度はふーふーと息を吹きかけて冷ます。

 もういいかなと口に入れると、シチューの甘味とかがもう口中に広がった。
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