私、可愛がられてるんですか!?
「由奈!おーはーよー!」
私の肩を叩きあいさつをしたのは幼稚園から

ゆうき のぞみ
ずっと一緒の幼馴染みである優木 望。

うなじまで伸びているショートヘアは陽に当たると更に輝きが増すブロンドで誰もを惹き付ける綺麗な髪。
私とは違って運動神経抜群で小学生の頃からやっているバスケを高校に入っても続けている。しかも副部長を2年生にして務めているが、学力は中の下、テスト期間になると私が付きっきりで教えるのが定番に。
この学校は基本勉学が優先の為、赤点を取るとしばらく補習で部活に出れないというから望は必死だと言っている。

可愛いより美人顔の望は朝から太陽より眩しい気がした。



何だろ、今の私には女神にも見えた。


「おお、オアシスよ。」
私は望に向かって両手を合わし拝む。

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