【紫・超短編】ソトの世界に行くんだ(洗脳夢より)
捕らわれの世界
古代ローマの様な世界で、私達は奴隷として売りさばかれる為にひとところに集められた。むせかえる程の人数だ。
そこは八方石の柱で支えられた建物の中三階だった。遠くにソトの光景が見える。
この場から脱出できる手形をつくれる一族の顔見知りの中年を見つけたから、懇意に頼むも、どちらともとれない態度しかみせず、苛つく私。
その時、こんなとこに長くいちゃいけない
手形をつくれる一族の若者が達筆をしたためて渡してくれた。
私はソレを受け取ってソトに出た。



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