本気になっても良いですか?
そしてスッと手が伸びてくるから咄嗟に目を閉じるとその手はおでこに触れる

東「熱があるだろ?薬は頭痛薬か?」
急に真剣な眼差しになってお姫様抱っこをしたかと思うとベッドに下ろされた

「熱は、大丈夫だと思います。頭痛薬があれば欲しいです。それと何か飲み物を取りに行こうと思って」

東「紗愛は寝とけ」
少しぶっきらぼうに言う東雲さんは全然目線を合わせてくれない

少し待ってたらお水と頭痛薬を持ってきてくれた

「ありがとうございます」
それを受け取ってジーッと見つめる

薬は苦手...だけど飲まなきゃいけないくらい頭痛は酷い

東「紗愛?どうした?」

「な、何でもないです!」
そう答えて覚悟を決めてお薬を飲む
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