本気になっても良いですか？

「もしもし、悠聖か？俺だ。女医を二人。大至急頼む。俺の部屋で良い」
電話をした佐々木悠聖❬ｻｻｷ ﾕｳｾｲ❭は知り合いの医者

佐々木とは家族ぐるみで昔から仲が良くて信頼できる友人

悠『和弥か。女医は分かったが急にどうした？』
冷静な声が帰ってくる

「俺じゃなくて女を診てほしい」
大きい病院の次期院長で腕も確かだが、紗愛を診てもらうのに女医にしてもらった

焦る気持ちが悠聖の冷静な声に少しずつ落ち着きを取り戻す

悠『詳しいことはまた聞くよ。二人行くように指示したから。簡単な点滴くらいは持たせたけど酷ければ病院に来て入院だからな』

「ああ。分かった」
簡単なやり取りをして電話を切ると急いで家に戻る