本気になっても良いですか?
でもその瞳には悲しさが宿っている


ちょっとは認めてくれてんのかな?

蓮「東雲さんの為じゃねぇ...だから泣かせたときは迷わず奪うんで」
俺の考えを見透かしたように言う

「泣かせねぇよ」
ちょっとは応援してくれてんだろ

蓮「ってことで、俺も紗愛が起きるまでここに居させて貰いますね」
ニヤッと妖しく笑うと俺の側に座る

...監視役のつもりかよ。


というか、それっきり黙ってこの空間には沈黙が漂う

紗愛も全く起きる気配がないし
なんとも言えない雰囲気の中時間が過ぎていく

話をしてやっと一時間程

コンコンッ
香「二人とも少しは何か口にした方がいいわよ?」
軽い昼食を準備してくれて持ってきたお袋
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