本気になっても良いですか?
蓮『売店は無いから...面会室とかか?』
コンッ

蓮『分かった、今階段だからすぐ行く。心配すんな。大丈夫だから』

そう言われ少し安心して涙が出ると余計呼吸は乱れ発作は酷さを増す

「ゲホゲホッ...ヒッヒューッゴホッ」
蓮『泣くな。呼吸が浅くなって乱れる。もう少し頑張れ』

コンッ

叩いて返事をして30秒位だろうか

電話は繋がったままだったけどソファーから落としてしまい、意識はもう朦朧としていた


ガラガラッ

勢いよく扉が開いたかと思うと力強く抱き締められる

蓮「紗愛っ!紗愛ッッ!ゆっくり息して...吸入出来そう?」

名前を呼ばれてうっすら目を開けると少し落ち着いたように話す蓮くん
< 150 / 190 >

この作品をシェア

pagetop