本気になっても良いですか?
でも返事を出来る訳もなくそっと目を閉じる

蓮「紗愛、意識飛ばすな...もう来るはずだから」

分かったという意味も込めてうっすら目を開け手を握る

「ゲホゲホッ」
蓮「もう少し...な?」
切なそうに私を見ながら頭を撫でる蓮くん

ガラガラッ
悠くんと看護師さんがベッドと色々な医療器具を持って入ってくる

悠「紗愛~?取り敢えず応急処置だけここでして行くからな?」

点滴からは発作止めを入れられたり、酸素を測られたり...

いつもされてることなんだけど何だか不安になって蓮くんの手を握る

蓮「紗愛?大丈夫か?怖い?」
後ろにいた蓮くんはまたぎゅっと抱き締めてくれる

看「酸素低下してます!」
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