本気になっても良いですか?
東雲さんは私の頭を撫でると静かに部屋から出ていった

悠「で、どうしたの?」
急に優しく微笑む悠くん...

あれ?さっき怒ってなかったっけ?

「たまに...急に心臓がドクドクって早くなったり、キリキリって少し痛かったりしたの」

悠「そっか。ちゃんと言えてお利口」

そう言うと私の頭を撫でて少し考えると
悠「あ、詩乃と少し話さない?」
「う、うん」

詩乃さんと二人で話すのは...それに東雲さんと仲の良い詩乃さんだし


そんなことを考えるとまた胸がキリキリ痛む

「また...」

悠「大丈夫。胸の音悪くないし、気持ちから来るものかもよ?詩乃と少し話してみな?もう呼んだから」
ニヤッと笑うと丁度ドアが開く
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