本気になっても良いですか?
紗愛には聞こえないくらいの小声で言うと出ていった悠聖

紗「東雲さん、すみませんでした。まさか点滴とは思ってなくて...付き合わせちゃって...」
申し訳なさそうに眉を八の字にして話してくる紗愛

「それは構わねぇ。明日も一緒に来ような?」
頭を撫でながら言う

紗「いえ、一人で大丈夫です」
焦ったように言う紗愛の言葉を取りあえず最後まで聞く



「あのさ、よく聞いて欲しいことがある」
紗愛が黙ったのを確認して口を開いた

紗「...はい」
紗愛が緊張してるのが伝わってくる

「まず、俺は初日にも言った通り、紗愛が好きだし、日に日に思いが強くなって愛してる」
そう言うと胸を手で押さえて真っ赤になる紗愛
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