本気になっても良いですか?
一緒に歩き出した紗愛は蓮に手を振ると歩幅の大きい俺に合わせようと必死についてくる

仲良さげな姿を見せられて宣戦布告されるなんて思ってなかったけど...余裕無かったよな?俺

紗「東雲さん、もしかして怒ってたりします?口数も少ないし、いつもより早足」

俺の服の裾をちょんちょんと引っ張りながら聞いてくる紗愛

紗愛の言動に一喜一憂してしまう

「別に、怒ってねぇよ」
紗「ふふっ。今日はお仕事頑張りましょうね」

まるで拗ねてることが分かってるかのように可愛く笑いかけてくる

「午後は本社に行って直帰にしてもらうからな」
紗「分かりました。今日の分は午前中に終わらせますね」

二人で話していると女が駆け寄ってきた
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