何にもない
僕の日常
今日も空は青い。
今日も大学は騒がしい。
そんな繰り返される毎日が僕は好きだ。
そして今日も君は僕の幼なじみだ。
『おはよう〜!』
「おはよう。」
『いや冷たい!幼なじみの私はこんなにも元気なのに!』
「元気すぎ。」
『朝ごはん沢山食べたからね〜。』
「そ。」
『素っ気ないって〜!!』
「一限からってだけで憂鬱なのに。」
『なのになにさーー!私が絡んできたからもっと憂鬱になったって言いたいわけ??』
「わかってんじゃん。」
『うわ、もぉ幼なじみやめる!』
「はいはい。」
僕も幼なじみをやめたいって思ってる。
でも君が思ってるやめたいと
僕のやめたいを答え合わせしてしまうと
きっと唯一の僕と君の関係性が終わってしまう。
『じゃあ、私も一限だから!あっ、学食集合で!』
「ん。」
何にもない何かある
僕の日常。
そんな日常が
僕にとって心地よくて
好きだ。