虹の彼方へ～幸せの再会～

賑やかな夕食になった。

凛が子供らしくよくしゃべる。

普段ママを守るナイトの様な、しっかりとした印象を持たれ、よく褒められる。

パパが現れて、無邪気な子供らしさが前面に出ていて、奈々は嬉しかった。

この子には、パパが必要なんだと改めて感じた。

「パパ～、パパ～」と常にパパを呼んでいる。


蓮も、今日会ったばかりと思えない自然な甘えように可愛くて仕方がない。

昨日までの静かな生活が嘘のようだ。


寝る時間になって、いつもはひとりで寝ている凛がパパと寝る～と大騒ぎ。

「凛。いつもひとりで寝てるでしょ？」

「パパがいいの～」

「凛。パパが寝るまで傍についてるよ」
と蓮が言うと納得した。

蓮が、凛を寝かしてくれている間に片付けをするのだった。