虹の彼方へ~幸せの再会~
凛を寝かしに行ってくれた蓮が戻ってきた。

「あっという間に眠ったよ」

「蓮。ありがとう」

蓮は、キッチンにいる奈々の所に行き、後ろから抱きしめた。

「奈々。逢いたかった。愛してる」

クルッと腕の中で向きを変えた奈々は、蓮の目を見て、
「蓮。私も。愛してる」

と抱きしめあいキスを繰り返す。

離れていた時間を取り戻す様に。


「蓮。少し飲まない?」

「ああ」

奈々は、ビールとおつまみを用意しソファの前のテーブルに並べる。
そして、ふたり並んで座る。

「「乾杯」」

ポツリポツリとお互いが話をする。

蓮は、もうひとつどうしても聞きたい事があった。










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