虹の彼方へ~幸せの再会~
アナウンサー室で海斗はイライラしていた。
蓮の幸せがやっと戻ってきたんだ。
出来れば蓮に知らせずに終わらせたい。
きっと、知ったら奈々ちゃんと凛くんが戻ってくる事も悩むだろう。
やっとやっと幸せになれるんだ!!
もう邪魔しないでくれ!
親友思いの海斗の願いは通じたらしい。
秘書の田中から連絡をもらった海斗は、1階に向かう。
そこには社長と秘書の田中、見知らぬ男性が2人、座っている日菜子を取り囲んでいる。
どうやら男性2人のうち1人が日向社長、もう1人が日向社長の運転手らしい。
そして何事かと通り過ぎる人達が、見ていく。
「社長。ここではかなり目立ちます。警備室の奥にある個室をお借りしたらどうですか?」と海斗が声を掛けると、
「そうだな」と社長の返事と同時に動く田中。
日菜子を連れて個室に入った。
明らかに虚ろな目の日菜子。
そこで日向社長が話し出す。
蓮の幸せがやっと戻ってきたんだ。
出来れば蓮に知らせずに終わらせたい。
きっと、知ったら奈々ちゃんと凛くんが戻ってくる事も悩むだろう。
やっとやっと幸せになれるんだ!!
もう邪魔しないでくれ!
親友思いの海斗の願いは通じたらしい。
秘書の田中から連絡をもらった海斗は、1階に向かう。
そこには社長と秘書の田中、見知らぬ男性が2人、座っている日菜子を取り囲んでいる。
どうやら男性2人のうち1人が日向社長、もう1人が日向社長の運転手らしい。
そして何事かと通り過ぎる人達が、見ていく。
「社長。ここではかなり目立ちます。警備室の奥にある個室をお借りしたらどうですか?」と海斗が声を掛けると、
「そうだな」と社長の返事と同時に動く田中。
日菜子を連れて個室に入った。
明らかに虚ろな目の日菜子。
そこで日向社長が話し出す。