思い出と未練と
そんな中

両想いを続けるのが辛くなってきた。


返信が遅くても
裕稀の用事でできない時にわく寂しいって気持ちも

彼に伝えてはならない。


伝えたらきっと受け止めてくれるだろうけど

そんなわがまま彼女でもない私がしていいことじゃない。


両想いが1番楽しいって言うけど

両想いは両想いで辛いと知った瞬間だった。


無理だと思っても付き合おう。


裕稀となら大丈夫って思うようになった。


それから答え決まったよって伝えて

でも直接言いたいから今週待っててねって。


それでも待てないって言った裕稀は
電話でもう一度告白してくれた。


「嫉妬深いし小さいことですぐ不安になるし
 めちゃめちゃめんどくさい私だけど
 それでもいいならお願いします」


お決まりのセリフ。そう言って私たちは付き合い始めた。

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