思い出と未練と

悪い変化

付き合って1ヶ月ちょっとが経とうとしてた時

裕稀は少しずつ変わっていった。


優しさは変わらず
でも勉強にかける時間が多くなった。


LINEをする時間が減り電話をしなくなり
図書館で会うことも徐々になくなっていった。


自分の中で嫌な予感が生まれ

不安が少しずつ増えていって

確実に大きくなっていった。


気のせいと思いたかったけど
こう言う時の予感は決まって外れなくて


「別れよう」


7月の中旬

日本に帰国するまで数週間になった時に言われてしまった。


自分の中のもの全部ぶつけた。


「なんで、どうして
私は嫌だ
 裕稀が遠距離でも大丈夫って言ったんじゃん
 だから私付き合ったんだよ?
 他に好きな人できたならそう言ってよ
 私の何がダメだったの?」


何度言っても裕稀の決断は揺るがなかった。

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