思い出と未練と
自分の中のポリシーとして


「元彼の前では120%の完璧以上の自分でいたい
 あわよくばちょっと惜しかったなって思われたい」


なんて思ってるから
いつも以上に気合入れた。


結局その場に裕稀がくる事はなく
オール明けで寝不足の私は途中からずっと寝ていた。


終わった後にずっと仲が良かった真那と飲み直した。


私はベロベロに酔いながら裕稀に対する愚痴をこぼしていた。


その時


「あのままアメリカに残ってたとしても、うちは別れてたと思うよ。
 あの頃単純に彼女欲しさにって感じだったと思うし」


なんて言われてしまって
自分の未練がましさがバカらしくなった。

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