思い出と未練と
晩ご飯の後、峻以外の人からLINEが来ていた。


送り主は昨日追加したばかりの深田。


同じ委員会になった人への挨拶のようなものだった。


だから私も同じように
当たり障りのない挨拶を返した。


でも深田との会話はそこで終わらなかった。


勉強から現地校の話まで
他愛もない会話がそれから毎日続いたのだ。


だから私は峻との会話片手間くらいに話を続けていた。


その日も峻と同じタイミングくらいに


「おやすみ」


とメッセージを送り就寝についた。

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