好きになった理由なんて無い
自転車でかっ飛ばして15分。
ホームルームギリギリ…

「希生、おはよう。今日もギリギリだね(笑)」
「おはよう、きーちゃん。もう1限目から小テストなのに寝坊で勉強してないよ…」
この子はクラスメートの立花 希生|《たちばな きい》
2人とも奇跡的に同じ名前で同じ漢字。
地元もお互い別々。本当に偶然なの!区別がつくように私は「希生」 立花の方は「きーちゃん」って呼ぶことにした。まぁきーちゃんの方がきーちゃんぽいからね(笑)

「江ノ原、もう少し余裕もってこいよ。俺が歩くの遅いから間に合ってるけどほかの先生だと遅刻扱いされるぞ!」
「じゃあほかの先生に遅く歩いてきてくださいって伝えて下さい。」
「アホか!お前が早く来いよ!」

担任の伊織|《いおり》先生。ウチの学校でNO.3に入るイケメンの先生。顔は良いのに性格がちょっと…。だから私は苦手。
まぁ、伊織先生のお陰で笑いに変えてくれるからありがたいけど。
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