星空の下、君の世界輝いて。
「あ、わたし5限目、移動教室だから。
もう戻るね。」
「そうなんだ?
どこの教室?…送るよ。」
「ううん、大丈夫。」
1人で行けるから、と。
ガチャガチャ、と少し乱雑にお弁当箱を袋にしまって空き教室を出た。
5限目は、視聴覚室。
教室に戻ると、仲良しのお友達が待っててくれた。
「雛おかえり〜!
視聴覚室行こ〜」
「うん。
あれ、あの資料っているんだっけ?」
「あー、いる!
待って!私も忘れてた!」
友達が取りに戻る足音を聴きながら、わたしもお目当ての資料を探す。
あれ、どこにやったっけ。
このファイルに入れてたはずなんだけど…。
片目が全盲、片目が弱視。
弱視といっても、ほとんど見えていないけどうっすら見える。
だから、教科書の判断とかは出来る。
同じ色とかだと分かりにくいけどね。
「雛ちゃん、これだよ。」
「あ、ありがとう…!
その声は…縁寿ちゃん?」
「正解!久しぶり〜!」
わたしの手をとって教えてくれたのは、隣のクラスの縁寿ちゃん。
去年、同じクラスで仲良くなったお友達の1人。
確か、隣のクラスはすごい可愛い転校生がいるって噂。
まるでお姫様みたいな子。
わたしは見てみたくても、見えないから…なんとも言えないけど。
もう戻るね。」
「そうなんだ?
どこの教室?…送るよ。」
「ううん、大丈夫。」
1人で行けるから、と。
ガチャガチャ、と少し乱雑にお弁当箱を袋にしまって空き教室を出た。
5限目は、視聴覚室。
教室に戻ると、仲良しのお友達が待っててくれた。
「雛おかえり〜!
視聴覚室行こ〜」
「うん。
あれ、あの資料っているんだっけ?」
「あー、いる!
待って!私も忘れてた!」
友達が取りに戻る足音を聴きながら、わたしもお目当ての資料を探す。
あれ、どこにやったっけ。
このファイルに入れてたはずなんだけど…。
片目が全盲、片目が弱視。
弱視といっても、ほとんど見えていないけどうっすら見える。
だから、教科書の判断とかは出来る。
同じ色とかだと分かりにくいけどね。
「雛ちゃん、これだよ。」
「あ、ありがとう…!
その声は…縁寿ちゃん?」
「正解!久しぶり〜!」
わたしの手をとって教えてくれたのは、隣のクラスの縁寿ちゃん。
去年、同じクラスで仲良くなったお友達の1人。
確か、隣のクラスはすごい可愛い転校生がいるって噂。
まるでお姫様みたいな子。
わたしは見てみたくても、見えないから…なんとも言えないけど。