星空の下、君の世界輝いて。
「ーーーなので、こうなるとー」


ぼーっと授業を聞き流す。
補助の先生に手伝ってもらいながら受ける授業は毎度のこと。


ここの学校は、わたしみたいに障がいのある人もない人も一緒に受けられるから。
わたしみたいに目の見えない子や耳が聞こえなかったり、身体が不自由だったり。
色々な子がいるらしい。



「東条さん、大丈夫？」


「大丈夫です…。」


目が見えない分、耳の神経を集中させて聞いているから。
耳も痛くなってくるし、だんだん頭も痛くなってくる。
だけど、ここで保健室に行ったりしたらみんなよりもっと遅れるかもしれない。

たたでさえ、ハンデがあるんだから。



「いや〜午後も疲れた！
じゃ！あたしバイトあるから！」


「うん、また明日ね。」


最後の6限が終わると。
バイトのある芽依はもうダッシュで帰って行った。

和華もこれから図書館で別のクラスの子と勉強会をするらしく早々に教室を出て行った。


まだ2年生が始まったばかりって思ってるけど…。きっと、あっという間だよね。



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