異世界で女嫌いの王太子に溺愛されてます。
医師と同席して、患者に食事のアドバイスをするようになってから1ヶ月ほどした頃、嬉しい報告が舞い込むようになってきた。

「近頃、なんだか体調がいいよ」
「なんか、体が軽いんだ」
「これなら、まだまだ働けそうだ」

私がアドバイスした人から、笑顔でそんなふうに言われて、私は本来こういう顔が見たくて働いていたのだと思い出した。


ヒューバートの料理の腕は想像以上に素晴らしくて、塩分を控えても美味しさを感じられるるメニューに仕上げてくれた。
使って欲しい食材を指定した時も、その美味しさを最大限に引き出したメニューがすぐに仕上がった。













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