異世界で女嫌いの王太子に溺愛されてます。
林の中で倒れていた?
って、侍女って何よ?
もう一度、自分の着せられている服に目を向ける。真っ白な、飾り気のないワンピースだ。それから、目の前の男をまじまじと見る。
これって……まるで中世ヨーロッパの雰囲気じゃなくて、まさしく、そういう世界なの!?
「よ、よくわからないんですが、ここは……なんていう国でしたっけ?」
「アルベール王国だ。まさか、この大国を知らないのか?」
まさにその通り、初めて耳にした。
「い、今って、西暦何年ですか?」
「西暦?なんだそれは?初めて聞くぞ」
西暦がわからないって……だめだ。わからないことが多すぎる。
もう一度部屋の中を見回すと、窓があることに気が付いた。あそこから外を見たら、見覚えのあるものが見えるかもしれない。
少しの期待を込めて、目の前の男にお願いをする。
「あの窓の外を見てもいいですか?何かわかるかもしれません」
男が頷くのを待って、窓に近付いた。その真後ろを男も付いてくる。
って、侍女って何よ?
もう一度、自分の着せられている服に目を向ける。真っ白な、飾り気のないワンピースだ。それから、目の前の男をまじまじと見る。
これって……まるで中世ヨーロッパの雰囲気じゃなくて、まさしく、そういう世界なの!?
「よ、よくわからないんですが、ここは……なんていう国でしたっけ?」
「アルベール王国だ。まさか、この大国を知らないのか?」
まさにその通り、初めて耳にした。
「い、今って、西暦何年ですか?」
「西暦?なんだそれは?初めて聞くぞ」
西暦がわからないって……だめだ。わからないことが多すぎる。
もう一度部屋の中を見回すと、窓があることに気が付いた。あそこから外を見たら、見覚えのあるものが見えるかもしれない。
少しの期待を込めて、目の前の男にお願いをする。
「あの窓の外を見てもいいですか?何かわかるかもしれません」
男が頷くのを待って、窓に近付いた。その真後ろを男も付いてくる。