異世界で女嫌いの王太子に溺愛されてます。
そう。そのことが、自分でも驚くぐらい嬉しかった。ここの人達は、最初から私によくしてくれた。ライラもその一人だ。すぐに私を受け入れてくれて、お願いした通り、友人にちかい付き合いをしてくれている。
誰も私を邪険にしたり、追い出そうとしたりしなかった。本来いた世界が散々だったせいか、この国の人達の優しさが身にしみていた。

「ライラも、時間があったら作るのを手伝ってくれないかなあ?」

「もちろんです」

「じゃあ、よろしくね」










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