愛妻御曹司に娶られて、赤ちゃんを授かりました
バスタオルをくるんと身体に巻き、バスルームを出た。セーター、今夜中に洗濯機でまわしちゃおうかしら。目の高さに持ち上げて、もう一度シミになっていないかチェックする。セーフかな、乾いてみないとわからないなあ。洗濯ネットに入れ、ドラム式の洗濯機のドアを開ける。
その時、突然バスルームのドアがばたんと開いた。
「咲花!」
そこにいたのは佑だ。息せき切ってドアを開ける佑の顔を見て、私はぴしっと固まった。
「あ」
「あ」
私と佑の声が重なる。次の瞬間、佑は勢いよく脱衣所のドアを閉めた。
「ご、ごめん!帰ってきたら、咲花がいなかったから!」
かなり慌てた声が聞こえる。私は私で、恥ずかしさと戸惑いで心臓が口から飛び出しそうになっている。
「本当にすまなかった!夕飯の仕度中っぽいのに、咲花だけがいないと思ったら心配になってしまった。シャワーを浴びていたのか」
シャワーの水音が聞こえてたら開けなかったんだろうな。私が、シャワー後に洗濯しようとあれこれしていたから。
ドア越しの言い訳を聞きながら、ばくばくいう心臓を抑えて明るく答える。
「あはは、ごめんね。ドレッシングこぼしてシャワー浴びてたのよ」
言いながら手早く着替えの服を着る。よ、よかった。着替えは脱衣所に持ち込んであって。いや、そもそも洗濯機をいじる前に服を着ちゃえばよかったんだわ。
その時、突然バスルームのドアがばたんと開いた。
「咲花!」
そこにいたのは佑だ。息せき切ってドアを開ける佑の顔を見て、私はぴしっと固まった。
「あ」
「あ」
私と佑の声が重なる。次の瞬間、佑は勢いよく脱衣所のドアを閉めた。
「ご、ごめん!帰ってきたら、咲花がいなかったから!」
かなり慌てた声が聞こえる。私は私で、恥ずかしさと戸惑いで心臓が口から飛び出しそうになっている。
「本当にすまなかった!夕飯の仕度中っぽいのに、咲花だけがいないと思ったら心配になってしまった。シャワーを浴びていたのか」
シャワーの水音が聞こえてたら開けなかったんだろうな。私が、シャワー後に洗濯しようとあれこれしていたから。
ドア越しの言い訳を聞きながら、ばくばくいう心臓を抑えて明るく答える。
「あはは、ごめんね。ドレッシングこぼしてシャワー浴びてたのよ」
言いながら手早く着替えの服を着る。よ、よかった。着替えは脱衣所に持ち込んであって。いや、そもそも洗濯機をいじる前に服を着ちゃえばよかったんだわ。