そしてまた、桜はさきほこる
ホームルームの最中は、心臓がバクバクして飛びだしそうだった。
先輩のネクタイを大事に握りしめ、鼓動が早まるのを抑えようとした。しかし、心臓はいうことをきかず、より一層暴れだす。
そして長かったホームルームが終わると、私はすぐにるみに伝えた。
「これ今朝、生徒会長のお母さんに正門のところで届けてほしいって頼まれて・・・」
「ええ、めちゃくちゃチャンスじゃん!!」
「一人じゃ心細いからるみについてきてほしい・・・」
「もちろん!階段まではついて行ってあげるから、そこから先輩のクラスまでは一人で行きな」
「わかった、ありがとう!」
そしてすぐに、るみと二人で、先輩のクラスのある一つ上の階に向かった。
「よし、頑張ってきな!」
「うん!」
先輩のネクタイを大事に握りしめ、鼓動が早まるのを抑えようとした。しかし、心臓はいうことをきかず、より一層暴れだす。
そして長かったホームルームが終わると、私はすぐにるみに伝えた。
「これ今朝、生徒会長のお母さんに正門のところで届けてほしいって頼まれて・・・」
「ええ、めちゃくちゃチャンスじゃん!!」
「一人じゃ心細いからるみについてきてほしい・・・」
「もちろん!階段まではついて行ってあげるから、そこから先輩のクラスまでは一人で行きな」
「わかった、ありがとう!」
そしてすぐに、るみと二人で、先輩のクラスのある一つ上の階に向かった。
「よし、頑張ってきな!」
「うん!」