そしてまた、桜はさきほこる
「あ、悪い、達也。ちょっと生徒会の仕事あるから先行っててくれ」


「そうか!オッケー!」


言い終わる前に達也は教室から走り去っていた。


廊下から誰か先生の怒鳴り声が聞こえてきたのは、きっと気のせいだろう。せわしないやつ・・・。


もちろん、俺も一緒にサッカー部の練習に行きたかったが、明日の全校集会のセッティングをしなければいけないので体育館へと向かった。
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