そしてまた、桜はさきほこる
「それでは続いて今年度の学校の運営に携わっていく生徒会の面々を紹介していこうと思う。後日、生徒会長を決める選挙が控えているので、生徒諸君はしっかりと耳を傾けるように。」
校長先生が念を押すようにゆっくりと言う。どうやら私がぼけーっとしているうちに集会は終盤に差し掛かっているらしい。
校長先生に連れられて、五人ほどの生徒が壇上に上っていく。
確かに新学期になり、メンバーが一新されているようで・・・。
ふいに目が留まった。
今まで半開きだった目が、一瞬で本来の形を取り戻していく。
左から二番目、周りよりも頭一つ分背の高い男の子。
そこへ視線を向けてから目がぴたりと動かない。
校長先生が念を押すようにゆっくりと言う。どうやら私がぼけーっとしているうちに集会は終盤に差し掛かっているらしい。
校長先生に連れられて、五人ほどの生徒が壇上に上っていく。
確かに新学期になり、メンバーが一新されているようで・・・。
ふいに目が留まった。
今まで半開きだった目が、一瞬で本来の形を取り戻していく。
左から二番目、周りよりも頭一つ分背の高い男の子。
そこへ視線を向けてから目がぴたりと動かない。