わたしの本当の王子様は、誰?


だから、恋愛って、好きって、難しい。

自分にとっての正義が、正義じゃないかもしれない。

逆に自分にとっての悪は、悪じゃないかもしれない。




「ごめん、帰るね」

「うん、また明日な」


愛鳥は深く傷ついている。

自分が気づいてあげられなかったこと、そしてわかった今も何もしてあげられないこと。


少し笑って俺に手を振った愛鳥だけど。

泣いている。

俺にはそうみえた。
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