わたしの本当の王子様は、誰?


「か、かい・・」

「だめ、もう一回」

「・・・海」

「うん、なに?」


わたしずっと桐生くん・・・じゃなくて海のペースに飲まれっぱなしだ。




「わたしたちって出会う運命だったのかな」


ずっとわたしと健人は運命だって言われ続けた。

それは両親が仲が良くて、生まれた病院も生まれた日も同じだったから。

でもそれは海も一緒だった。

わたしと海と健人は、多分こうしてまた巡り合う運命だったのかなって。

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