わたしの本当の王子様は、誰?
「ほら、いこ。愛鳥まだあそこにいるし」
だいぶ先までいったかと思いきや意外と近くにいた愛鳥。
手にはもう持ちきれなさそうなほどいろんなものを持っている。
「まだ話は終わってない」
そういいながらも、愛鳥のあの様子じゃ助けてあげないとやばいだろうけど。
それは真美も同じだったのか、俺の言葉を無視して、真美は愛鳥のもとへといってしまった。
俺は、真美のことを助けてあげることが、できなかった。