もっと秘密なラヴシークレットルーム 日詠医師の溺愛ぶりは糖度高めで要注意?!



はっきりと即答。
しかも、朝ごはんの目玉焼きが焼ける香りが漂うキッチンで。


『ひゃあ~、抱くって言われた。』

「そう。まずは今日の昼休みな。」

『うそ~、今日?』

「昨日のキスの後、堪えすぎて死にそうだったから。」



抱くとはっきりと意思表示されて頬が真っ赤になった私の目の前でナオフミさんは照れることなくそう言いながら、空になったコップを持ったまま、少し屈んで私の唇にまだ少しミネラルウオーターで濡れていた唇を重ねた。




「やばい。今・・・抱いていい?」

『だ、ダメ!!!!目玉焼き、焦げちゃう!!!!』

「目玉焼きが焦げる?!それはやばいな。」




結婚前、そして陽菜が誕生してからも、私に気を遣っていたのか
なかなかしてくれなかった彼からの愛情たっぷりなおねだり

今は、自然にしてくれる彼のそんなおねだりも嬉しい
昨日よりももっともっとちゃんと彼のパートナーになれている
そんな自信も与えてくれているようで

この人となら
これからどんなことがあってもやっていける


『さ、みんなで朝ごはん、食べよ~う』

「祐希を起こしてくる。目玉焼きがさめないうちに。」


改めてそう感じた
そんな幸せいっぱいな昨晩と今朝だった。




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