もっと秘密なラヴシークレットルーム 日詠医師の溺愛ぶりは糖度高めで要注意?!
report6:Reina's eye:煙草が似合いそうなオトナな女性とその家族
【report6:Reina's eye:煙草が似合いそうな女性とその家族】
「えっ、ママ~。日詠先生とそういう関係だったの?やるぅ~」
「ちょっと芽衣まで。すみません、こんな話を聞かせちゃって・・・・ってあれ?」
ナオフミさんの外来診察室で、私と一緒にその部屋に訪れた男性の口を塞いだまま、私に謝ったその女性。
どうやらその男の人はこの女性の旦那さん。
その人が叫んだ、ホテルに連れ込んだ発言や彼らの会話に驚きすぎて、口を開けたまま彼らのやりとりを見ていることできなかった私。
そんな中、私の胸元をみた彼女が目を見開いて私の名札をもう一度見た。
「伶菜さん?・・・あ~本物!!!!可愛い、カワイイ~この人だ!」
旦那さんの口を塞いでいた彼女が、私の元に駆け寄って私を抱きしめた。
何がなんだかわからない私は身動きできない。
ナオフミさんがホテルに連れ込んだとかもわからないまま。
「良かった~。ちゃんと出逢うことができて。心配していたんだよ~。」
嬉しそうにそう言う彼女に抱きしめられただけでなく、頭をよしよしと撫でられた。
「ちょっと待て。こんなに可愛い奥さん、泣かせるような真似しちゃダメだろ~先生。」
「泣かせていませんよ。大事にしてますから。藤崎さんのおかげで。というワケで、僕は今日早く帰宅して妻に言い訳をしなくてはならないので、早速、予防接種についての説明をさせて下さい。」
「俺、余計なコト、言った?」
「いいえ、事実ですから。」
「日詠先生、違うわよ~、ホテルに連れ込んだのは私のほうだから。日詠先生は連れ込まれたほうでしょ。」
「ママ、やるぅ~。見る目あるわ。でも、パパを選んだことは見る目なし。」
「芽衣~そんなこと言うなよ~パパ、哀しい・・・」