ハロウィンの夜に
「あぁ、それなら大丈夫だ。お姉さん、ありがとう。でも、これだけじゃ足りないから、お前の血貰っていいか?」

「まさか、あなた……」

私は気付いてしまったのだ。男の子と今の男が同一人物であること。そして、男の正体に。


「いただきます」

ガブッと勢いよく、私の首筋に噛みつく男。完全に油断してた。

―――私はそのまま意識を手放した。
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