続・電話のあなたは存じておりません!
 ほっといて欲しいのに、親身になってくれていると分かるから、そう言えない。

 だから仕方なく友達関係が良くないって話した。私はただみんなと仲良くしたいだけなのに無視されるって。

 別に好きでもない人から告白されて迷惑してるのに、友達にシットされて最悪だって。

 学校の裏掲示板の話もした。ネットだからどうにもならないけど、フルネームであげられてて恐いって言った。

 メガちゃん先生は先生らしく上から何か言う事もなく、ただ黙って聞いててくれた。

 ウザいと思ってたけど、そうでも無いかもしれない。歳が近いから、結構話の通じる人かもしれない。》


《6月3日(月)

 放課後、帰る時にメガちゃん先生が告白されてるのを見てしまった。

 面白くてからかうと、先生は焦っていた。生徒との恋愛は禁止なんです、とかって大真面目に言ってるのがウケた。

 その後、裏掲示板の話をされたーー




 そこまでを読んで、私はハタと思い出した。この日は確か中庭で話をしたはずだ。

 学校の裏掲示板を早速確認したと言って、メガちゃん先生が対策をしたと話してくれた。

 
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