じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
『陽子ちゃんは夏休み、どうだった?
どんな風に過ごしたの?』
『私はバイトしたり、時々は友達と遊んだり、たまに部活もあったり、そんな感じでした』
『そっか~、バイトも頑張ってたんだね。
あの駅前の○○だっけ?』
『はい!』
『そっか~、えらいな~!
僕なんかは、バイトしたこともないから、すごいなぁと思うよ!』
『いえ、そんな、すごくなんてないです』
『それに先輩は今まで部活があったから、バイトしてる時間もなかったでしょう?バイトしたことなくて当たり前です!』
『あはは、そうだね。確かに部活があったからできなかったなぁ』
学校まで、こんな他愛もない話をして一緒に登校した。
こんな時間が私にはとても嬉しかった。